- 主な食中毒菌
ここでは有益な菌ではなく、有害な食中毒菌についてお話しします。
- サルモネラ
| 特徴 | 症状 | 予防 |
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哺乳動物や鳥類の病原菌で、しばしば腸管内に保菌されているため、
食肉,内臓,卵などが汚染源として重視されています。 全てに病原性があるわけではありません。 |
潜伏期・・・通常12~24時間。 症状・・・腹痛,下痢,発熱など。 主症状は1~2日で治り、1週間程度で回復する。 |
食肉,卵などはよく加熱する。 |
- 腸炎ビブリオ
| 特徴 | 症状 | 予防 |
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好塩性(2~4%の食塩存在下でよく増殖)。 増殖が非常に早い。 生魚介類を調理した器具や手指から他の食材への2次汚染による 中毒発生が多い。 60℃、15分程度の加熱で死滅します。 |
潜伏期・・・通常6~32時間(8~15時間が多い)。 症状・・・上腹部の激しい痛み,下痢,発熱など。 |
魚介類は調理前によく洗う。 魚介類の調理に使用した器具は次に使う前に良く洗う。 他に生食する食材を同時に調理する場合は使う器具を分ける。 魚介類はわずかな時間でも5℃以下で保存する。 |
- カンピロバクター
| 特徴 | 症状 | 予防 |
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30℃以下ではほとんど増殖しません。 増殖は遅いが、少しの菌数(汚染された菌量のみ)でも中毒を引き起こします。 70℃、1分の加熱で死滅します。 家畜や動物の腸管内に広く分布しているため、食肉などの汚染が中毒の原因となります。 |
潜伏期・・・通常2~4日間。 症状・・・下痢,腹痛,倦怠感,頭痛,発熱など。 1~3日間で回復に向かう。 |
食肉などはよく加熱する。 |
- ブドウ球菌(黄色ブドウ球菌)
| 特徴 | 症状 | 予防 |
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エンテロトキシンと呼ばれる毒素を産生します。 35~37℃が至適生育温度だが、6.6~45.5℃の温度範囲で生育が可能。 耐塩性がある。7.5%の塩濃度でも増殖が可能。 60℃、30~60分の加熱で死滅する。 人の皮膚に生育し、傷口から食材への2次感染が原因となりやすいです。 |
潜伏期・・・通常1~6時間。 症状・・・嘔吐,腹痛,下痢。1~2日で回復する。 |
傷のある手指で調理をしない。傷口が食材に触れないように気を付ける。 食材の加熱を十分に行う。 |

- 病原性大腸菌
大腸菌はもともと人や動物の腸内細菌の1つ。その2~5%が病原性を持つことが分かってきました。
病原性大腸菌の食中毒はいくつかの種類に分けられますが、ここでは代表的な2種類の食中毒について紹介します。
病原性大腸菌の食中毒はいくつかの種類に分けられますが、ここでは代表的な2種類の食中毒について紹介します。
- 腸管毒素原性大腸菌
| 特徴 | 症状 | 予防 |
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人の腸管内で増殖し、エンテロトキシン(毒素)を産生します。 60℃、10分の加熱で失活(無毒化)する毒素と、100℃、30分の加熱にも耐える毒素があります。 自然界に広く生育する。熱帯,亜熱帯地方に旅行に行ってしばしばかかる”旅行者下痢”の多くは本菌が原因。 |
潜伏期・・・通常10~30時間。 症状・・・下痢をはじめとする急性胃腸炎を引き起こす。一般に症状は軽い。 |
旅行先でむやみに生水,生の魚介類を口にしない。 |
- 腸管出血性大腸菌 O-157
| 特徴 | 症状 | 予防 |
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”Vero毒素”と呼ばれる毒素を産生する。これが大腸で出血を起こします。 少しの菌数でも発症する。 75℃1分以上の加熱で死滅する。 |
潜伏期・・・2~9日間と長い。 症状・・・血便,腹痛,下痢を特徴とする出血性大腸炎を起こす。 さらに、「溶血性尿毒症症候群(HUS)」を引き起こし、腎臓や脳に障害を与え、短時間で死に至る場合もある。 |
食品は中心温度が75℃以上になるようによく加熱する。 調理後は早めに食べる。 |
